栃木県那須塩原市の那須塩原市黒磯文化会館前に建設したリハビリに特化したデイサービス。

車で５分も走らないうちに商業施設や公共施設が多数存在する市街地でありながら周辺は緑に囲まれた豊かな環境であり、リハビリ施設にとっては最高のロケーション。

自然豊かなこの場所で新規事業展開に相応しい根城を築く設計は非常に親しみ深い仕事だった。自身の設計事務所運営に重なるものが多々あったからだ。

運営は株式会社Harvest代表取締役の貴田農士（あつし）さん。

グリーンウォール。人は皆、壁を乗り越えるものである。その壁が高ければ高いほど乗り越えた後の景色が素晴らしいものになることは間違いない。自分自身に言い聞かせながら設計した。

リハビリルームは道路からの視線を集める。内部を隠さず誰にでも見せられる施設でありたいという代表の考えをもとに大開口を連続させた。Harvestの「Ｈ」が浮かび上がる。

木の温もりが感じられる玄関。タイルとの相性抜群。

室内の廊下にも木の温もりを演出している。

リハビリルームにも「みどり」と「木」のデザインとし安心感を与える。

浴室も訓練の一環。日常生活には欠かせないもの。

介護を要する利用者向けの浴室。機械浴設置予定。

半身不自由な利用者も使いやすいトイレ。同寸法で向きが便器の向きを正反対としたトイレもある。

男性用のトイレでも訓練。